不妊から妊娠しやすい体へ

「1日5000歩」小さな歩みが、妊娠しやすい体を育てていく。

先週の施術中、「1日5000歩くらい歩きましょう」と、何度も口にしていたことに気づきました。それは、体外受精の移植に向けて準備を進めている、ある患者様とのやり取りがきっかけでした。

丁寧に鍼と整体でお身体を整えているのに、なかなか思うように状態が上がってこない——。自宅ではYouTubeでヨガを1時間ほどされているとのこと。運動習慣もあって真面目に取り組まれている。それでも、どうしてなのか……。

違和感のない日常の中に、ヒントがあった

ある日、施術室へ入ってくる姿を注意深く観察していても、所作に特別な違和感は見当たりません。ただ、ほんの少し足の運びに硬さがあるような……? そんな小さな違和感を抱えたまま施術を終え、ふと目に入ったのが、その方の靴でした。

「キレイな靴だなぁ」と感じた瞬間、腑に落ちるものがあったのです。完璧主義で、几帳面で、普段から外出は控えめだとお話しされていた患者様。もしかして……? と思い、「1日、どれくらい歩いていますか?」と尋ねてみました。

すると返ってきた答えは「2000歩くらいです」。外出せず、家の中での家事が主な活動量とのこと。

ヨガも大切。でも、足りない「全身を使う刺激」

ここで重要なのは、「歩数」の数ではなく「歩き方」と「身体全体を使う動き」。
室内での移動はどうしても小刻みになり、歩幅も小さく、骨盤や背骨がしっかり動きにくくなります。また、日光を浴びる時間が少ないことで、体内時計が乱れやすく、ホルモンバランスにも影響が出やすくなるのです。

歩くことで股関節がよく動き、骨盤内の血流がスムーズになり、自律神経やホルモン分泌にも良い刺激が加わります。実際、この方に「1日5000歩」を目安に外を歩いていただくようにお伝えしたところ、施術後の脈や腹部の反応が安定し、子宮・卵巣の状態もグッと上向いてきたのです。

歩くことがすべてではない。でも、あなたに合った“習慣”がある

もちろん、ウォーキングが万能なわけではありません。ですが、その方の生活習慣や性格、体質に合った“ひと工夫”が、妊娠しやすい身体づくりを後押しするのは間違いありません。

例えば、1日1分の「片足立ち」も、バランス感覚と脳の活性化に効果があります。脳が活性化すれば、自律神経系や内分泌系もスムーズに働きやすくなります。身体を作っているのは“脳”ですから、「脳にいいこと」を積み重ねていくことも、大切な妊活の一歩になります。

まずは3日。できたら5日。そして2週間。

習慣は一気に変えようとすると、続きません。
だからこそ、まずは「1日5000歩、3日間やってみる」。できたら週に5日、そして2週間続けてみましょう。そのとき、無理のない範囲で、できるだけ気持ちよく、楽しみながら歩いてみてください。

身体は、ちゃんと応えてくれます。
歩きながら感じる風や光、季節の香りも、きっとあなたの心と身体を整えてくれるはずです。

妊娠に向けて「整える」こと——それは、特別なことではなく、日々の中にある

不妊治療や妊活に取り組んでいると、「もっと頑張らなきゃ」「何か足りないのかも」と思いがちです。でも、本当に必要なのは、ちょっとした気づきや、やさしい変化なのかもしれません。

あなたにとって心地よい一歩を、今日から踏み出してみませんか?
その小さな歩みが、未来へとつながっていくはずです。

高齢不妊専門 鍼灸整体院
美浜鍼生堂(みはましんせいどう)
院長 わたなべ

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