千葉市の不妊専門の鍼灸整体院、美浜鍼生堂(みはましんせいどう)の院長、渡邊です。
年明けの時期に「卵胞が育ちにくい気がする」と感じる方は少なくありません。
特に1月や2月は、同じ年齢・同じ治療内容でも反応が落ちたように見えることがあります。
この時期の変化を年齢のせいだと感じてしまう方も多いのですが、臨床で体を見ていると、実際には別の要因が重なっていることが多いと感じています。
結論から言うと、年明けの卵胞発育の停滞は、年齢そのものよりも「肝臓の負荷」とそれに伴う循環の変化が関係していることが多いです。
年末年始は生活リズムや食事、飲酒、睡眠のタイミングが普段と変わりやすい時期です。
体は静かに帳尻を合わせようとしますが、内臓の中でも特に影響を受けやすいのが肝臓です。
肝臓は血流やホルモン代謝、自律神経の調整にも関わる臓器で、いわば体内の交通整理役のような存在です。
ここに負荷がかかると、血液の巡りや神経のバランスがわずかに乱れ、結果として卵巣への環境も間接的に影響を受けます。
卵巣だけが単独で働いているわけではなく、循環・自律神経・内臓の状態という土台の上で機能しているからです。
実際、年明けに卵胞の反応が落ちたと感じていた方でも、2月後半から3月にかけて自然に戻ってくるケースは珍しくありません。
これは体が回復し、循環の通路が再び開いてくるからです。
体は、渋滞していた道路が少しずつ流れ出すように、条件が整うと機能が戻ってきます。
年齢が急に変わったわけではないのに反応が戻るのは、この構造的な回復が起きているからです。
妊活でも同じで、先に“安心している自分”を感じ、その感覚から小さな一手を積み重ねることが、結果として授かりやすい流れをつくります。
体の回復もこれに似ています。
未来の状態が先にあり、そこへ向かう選択が積み重なることで循環が整っていきます。
年明けの停滞を「年齢の壁」と感じてしまうと、判断が一気に重くなりますよね。
でも構造として見れば、これは一時的な内臓負荷と循環の変化で説明できることが多い現象です。
つまり今起きていることは、年齢の限界ではなく、体の調整過程である可能性があります。
妊活が長くなるほど、判断の負荷が体の反応に影響することがあります。
迷いが増えると自律神経の緊張が続き、結果として循環が落ちやすくなるからです。
だからこそ大切なのは、「何が起きているか」を体の構造で理解し直すことです。
それだけで判断の力が戻り、体は回復方向へ動きやすくなります。
年齢ではなく循環の問題として見る。
卵巣ではなく全身構造として捉える。
停滞ではなく回復途中として理解する。
そうですよね、と感じる方も多いのではないでしょうか。
妊娠は、体が整う方向へ進むプロセスの中で起きる現象です。
未来の状態から今を整えていく視点に戻ると、選択は自然と軽くなります。
体は変わっていく構造を持っています。
循環が戻れば反応も戻ります。
年明けの卵胞の停滞は、体が回復へ向かう途中にあるサインであることも多いのです。
千葉市稲毛海岸の不妊専門の鍼灸整体院
美浜鍼生堂(みはましんせいどう)
院長 渡邊
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参考文献
Hall JE. Guyton and Hall Textbook of Medical Physiology.
Gonzalez-Covarrubias V et al. Liver metabolism and reproductive hormones.
Chrousos GP. Stress and disorders of the stress system.