千葉県唯一高齢不妊専門 鍼灸整体院の院長の渡邊です。
今日は、骨盤の角度と子宮の位置についてお話します。
子宮、卵巣は、内臓の中でも心臓から遠い位置にあります。
特に立位(立っている状態)ですと、骨盤という入れ物の
底に位置する事になります。
子宮は骨盤という箱の中で、左右前後と靭帯でつり上げられているような状態です。
骨盤がしっかりと立っている状態であれば、
子宮や卵巣の位置も正しい所にあります。
ですが、骨盤がずれたり、傾くと同時に中の子宮や卵巣が傾いたり、歪んだります。
多くの患者様で、骨盤が前後に傾いたり、
左右の歪みが強いと、子宮後傾が起こり、同時に卵巣が捻れたように奥の方へと移動してしまいます。
そうすると、血流が低下して質の良い、卵胞が育ちにくくなったり、
採卵する際に、奥の方に移動してしまうので、採卵しづらかったり、時にはできないことも出てきます。
我々の身体は、頭や背骨、骨盤など、
正しい位置にあったときに、初めて効率的に機能が作用します。
自律神経の動きなどは正にそうですね。
子宮、卵巣も同じで、骨盤が少し前傾するくらい立っている状態がベストで、
10~14度くらいがベストと言われています。
例えば、自宅のソファーで猫背になって骨盤を常に後傾にする習慣があると、
当然骨盤は傾いてきます。
本来、ニュートラルで歪んでも自分で回復するものですが、
回復できないくらい常に骨盤を傾けていると、それが普通の状態になります。
当然、その中の子宮卵巣位置も変わってきますので、
妊娠継続に影響が出てくる可能性があります。
もちろん、それだけが原因というわけではないので、
骨盤が歪んだり、後傾だから妊娠できないということではありません。
それ以外の、生活習慣や体の使い方の癖、ストレスなども多く関係してくるので、
原因となるものは皆さん違いますので、これだけで判断はできません。
詳しくは、皆様それぞれ違うので、状態を見てみないとどこに原因があるのか、わかりません。
「原因がどこにあるのか」を、ある程度特定せずに、不妊治療だけを進めても、
なかなか難しいこともあります。
今では、不妊クリニックでも
体質を変えるために、鍼灸を進めるドクターもいらっしゃいますので、
ぜひ一度、ご自身の体の状態を確かめて、原因はどこかを見つめて見てください。
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参考画像:メジカルビュー社 集中講義解剖学